秋になったら、ちょっと旅行へ。熱海を候補にしたいけれど、どんなことができるのか気になる方も多いかと思います。
花火や紅葉など、この季節ならではの楽しみもありますが、秋の熱海の魅力はそれだけではありません。暑さが落ち着き、夏より少し静かになった街や海辺で、ゆっくり過ごす時間も秋によく似合います。
また、9月、10月、11月と、月ごとに街の雰囲気や楽しみ方が変わっていく時期でもあります。それぞれの違いを知っておくと、自分の旅に合ったタイミングも選びやすくなるかもしれません。
この記事では、秋の熱海の雰囲気や、この季節に似合う過ごし方を中心にご紹介します。イベントだけではない、秋の熱海を楽しむ参考にしてみてください。
秋の熱海では何を楽しめる?
9月はまだ夏の暑さが残りますが、秋が深まるにつれて街を歩きやすい日が増えていきます。賑わいを見せていた海辺も少しずつ人通りが落ち着いてくるので、自分のペースで散歩したり、ベンチに座って海を眺めたり。夏とは少し違った時間を過ごせる季節です。
秋には、熱海海上花火大会やおさかなフェスティバル、熱海梅園もみじまつりなどのイベントも開催されます。それぞれ楽しみ方も開催される時期も違うので、旅行の日程と合うものがあれば立ち寄ってみるのもよさそうです。詳しい開催日や内容は各イベントページでご確認ください。
熱海海上花火大会
人気の熱海海上花火大会は、9月、10月にも開催されます。開催回数は夏に比べると少なくなりますが、毎年見ている感覚では夏の開催日よりも会場周辺が少し落ち着いて感じられます。
暑さが残る時期でも夜になると過ごしやすくなり、秋の夜風を感じながら花火を眺められるのもこの季節ならでは。開催日に合わせて旅行を計画する場合は、最新の日程を確認しておくと安心です。
おさかなフェスティバル
海鮮のイメージがある熱海らしい秋のイベントが、おさかなフェスティバルです。会場では市内店舗による出店や浜焼きなどを楽しめます。
開催日や内容は年によって変わるため、旅行の日程を決めるときには最新情報をご確認ください。
熱海梅園もみじまつり
温暖な熱海では紅葉の進みもゆっくり。熱海梅園では「日本一遅い紅葉」として、秋も深まった頃にもみじまつりが開催されます。
紅葉を楽しめるのは11月後半からと秋の中でも遅い時期になりますが、街歩きとはまた少し違い、梅園の中を歩きながら季節の変化を感じられます。
秋にチェックしておきたいこと
伊勢海老
静岡県では9月中旬から伊勢海老漁のシーズンを迎えます。熱海市内の飲食店でも、伊豆山や熱海で水揚げされた伊勢海老を使った料理を見かけることがあります。
熱海中で大々的に伊勢海老のフェアを行っているわけではありませんが、メニューで見かけたら、秋の味のひとつとして楽しんでみるのもよさそうです。
9月・10月・11月で変わる秋の熱海
秋といっても、9月・10月・11月と進むにつれて楽しみ方は少しずつ変わっていきます。特にこの時期は暑さが残る日もあれば、急に肌寒く感じることもあるので、現地の感覚を少し知っておくと服装選びや旅行の組み方の参考になると思います。
9月はまだ夏の余韻
まだ夏の雰囲気が残る9月ですが、下旬になると涼しいと感じる日も増えてきます。とはいえ熱海は坂の街なので、街歩きをしていると汗をかくことも。上旬はまだ暑い日も多く、下旬になっても脱ぎ着しやすい服装で出かけると調整しやすくなります。
街の雰囲気も夏に比べると少しずつ落ち着いてくるので、混雑していて行けなかったお店や場所を改めて訪れてみるのにも良いタイミングです。
10月は落ち着いて過ごしやすい時期
10月は大きなイベントこそ少ないものの、外で過ごしやすい日が増えてきます。
観光スポットをいくつも巡るより、街を歩きながら気になった場所へ立ち寄るような過ごし方が似合う時期なので、海辺を歩いたり、商店街から銀座方面へ足を延ばしたりと、移動そのものを楽しみながら熱海の街を見て回れます。
特に晴れた日の午前中は景色も明るく、高台から街や海を眺めてみるのも秋らしい楽しみ方。
涼しくなり上着が必要な日も増えてきますが、坂道を歩いていると汗ばむこともあるので、脱ぎ着しやすい服装を選び、夕方や海沿いでは少し肌寒くなることも考えておくと安心です。
11月は秋らしさが深まり紅葉の季節へ
11月に入ると、温泉を目的に熱海へ来る方も増えてきます。後半の紅葉の季節に入るとさらに人が増え、街にも賑わいが戻ってきます。梅園だけでなく熱海駅前周辺でも週末は混雑するようになるので、観光地らしい雰囲気を楽しみたい方にはちょうど良いかもしれません。
この時期に楽しみたいのが食べ歩き。特に温泉まんじゅうを食べ比べながら歩いていると、店先から上がる湯気も涼しくなった街によく合います。温泉地へ来た気分を感じながら歩けるのも、この時期ならではの楽しみです。
日中はそれほど寒くない日もありますが、朝夕や海辺では風を冷たく感じることもあります。少し暖かい格好を用意しておくと安心です。
秋の熱海旅行で知っておきたいこと
秋の熱海を歩いて楽しむなら、服装だけでなく人出や海辺の風にも少し気をつけておきたいところ。ここでは、実際に街を歩くときに知っておきたいことをまとめます。
9月と11月では服装がかなり違う
秋は短い間に気温が変わりやすいので、訪れる時期によって服装には気をつけたいです。ざっくりと9月上旬はまだ暑い日があり、下旬あたりから薄手の上着、10月は脱ぎ着しやすい格好、11月の朝夕は寒さを感じる日も多くなってくる、というイメージです。
熱海は比較的温暖ですが、坂の街なので歩いていると秋でも汗ばむことがあります。気温だけでなく、街をどのくらい歩く予定なのかも考えて、アウターはいつでも脱げるようにしておくと調整しやすくなります。
夏より落ち着くけれど土日は人も多い
週末の街の賑わいは夏に比べると落ち着きますが、それでも土日は混雑することがあります。特に9月のシルバーウィークなど連休になると、熱海駅前の商店街も人が増え、ランチ時にはお店によって少し並ぶことも。時間に余裕を持っておくと動きやすくなります。
とはいえ、夏に比べると街中は歩きやすくなります。気候も良いので、いつもならバスやタクシーを使うスポット間の移動を徒歩に切り替えてみると、途中で新しい発見があるかもしれません。
海辺で過ごすなら風の強さも気にかけて
少し肌寒さを感じる頃までは、海辺で過ごす時間もこの季節ならではの気持ちよさがあります。ムーンテラスのベンチでひと休みすれば、天気の良い日は吹き抜ける風を感じながら、ゆっくり海を眺めて過ごせます。
サンビーチ側の街並みから、沖に浮かぶ初島やそこへ向かう船まで眺められる場所なので、自分のお気に入りの場所を探して休憩するのも良いかもしれません。
ただし、ムーンテラスは海の上に張り出すような形になっているため、風を強く感じることがあります。少し寒いと感じるようなら、サンビーチに併設されているサンデッキ周辺へ移動して海を眺めると、ムーンテラスより風を避けやすくなります。
11月頃になると海風を寒く感じる日も増えてきますが、少し暖かい格好を用意して海を眺めに行くのも、秋の熱海の楽しみ方のひとつです。
秋は熱海でゆっくり過ごしやすい季節
秋の熱海を楽しむなら、予定をたくさん詰め込まず、気になった場所へ寄り道しながら歩いてみるのもひとつの過ごし方です。
効率よく観光スポットを巡るのではなく、少し遠回りしてみたり、商店街で気になったお店に立ち寄ったり、そのまま海辺まで足を延ばしたり。時間に余裕をつくっておくと、その日の気分で行き先を変えながら街を楽しめます。
高台から熱海の街を眺める
海と山に囲まれた熱海の景色を眺めたいなら、熱海城へ。
天守閣から見渡す街並みは、新しいお店や観光スポットではなく、海・山・街が一つになった熱海本来の風景として目に映ります。街の細かな賑わいから少し離れ、熱海という街そのものを眺めたり、足湯に浸かりながら海を眺めたり。最初に高台から街を見て、そのあと気になった場所を歩いてみるのも良いかもしれません。
もう一つ、ゆっくり過ごしたい日に立ち寄りやすいのがMOA美術館です。
館内や庭園を巡ったあとは、そのまま熱海駅まで歩いて帰ることもできます。普段は通らない住宅街や坂道を抜けながら歩いていると、観光スポットを巡るだけでは出会えない、もう一つの熱海が見えてきます。
商店街から海まで歩いてみる
この季節の商店街は、歩いていると温泉まんじゅうの湯気や甘い香りに足が止まります。
食べ歩きを目的にするというより、歩いていたら食べたくなる。そんな自然な立ち寄り方がよく似合うので、気になったお店をのぞきながら歩いていると、予定を決めなくても少しずつ一日ができあがっていきます。
途中でひと休みしたくなったら、カフェや甘味処へ。糸川沿いや銀座通り、海の近くにも立ち寄れるお店があるので、いつも行く店を決めておくのではなく、歩きながら今まで知らなかった一軒を探してみるのも楽しみ方のひとつです。
そのまま海まで足を延ばしたら、ベンチに座って少し休憩。海から吹く風を感じながら、その日の空や海を眺めて何もしない時間を作ってみるのもいいかもしれません。
その日の気分で寄り道するくらいが、この季節にはちょうどよさそうです。
街歩きにひとつテーマを加えてみる
街歩きのテーマをひとつ決めるだけでも、一日の過ごし方は少し変わります。
七湯巡りは、熱海の街中に点在する源泉を巡りながら、温泉文化に触れられる散策コース。観光スポットを目指して歩くというより、路地を歩きながら街の歴史や温泉のある暮らしを感じられます。
七湯をすべて巡らなくても構いません。気になった場所だけ立ち寄るくらいでも十分楽しめるので、秋の街歩きの途中に取り入れてみてください。
途中にある小沢の湯では、温泉の熱を使って温泉卵を作ることもできます。七湯を探しながら歩いてみると、いつもの街歩きとは少し違った熱海が見えてきます。
秋の熱海で、自分らしい一日を
秋の熱海は、花火を見たり、秋も深まれば紅葉を楽しんだり、目的を決めて訪れることもできます。でも、何か特別なことをしなくても過ごしやすいのが、この季節の良いところです。
気になった道を歩いて、見つけたお店に入ってみる。疲れたら海辺でひと休みして、その日の気分でまた歩き始める。そんな一日が自然と似合います。
熱海を巡るのではなく、熱海で過ごす。その楽しさに気づける季節。それが秋の熱海になります。
