熱海のメイン海水浴場となる熱海サンビーチは、熱海駅からのんびり坂を下るコースで15分ほど、まっすぐ向かえば10分ほどで到着。熱海は坂の街なので、海へ向かう途中にも建物の間から海が見え隠れし、少しずつ旅行気分が高まっていきます。
サンビーチと聞くと夏の海水浴を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実際には、海辺を散歩したり、景色を眺めたり、夜景を楽しんだりと、一年を通してさまざまな過ごし方ができる場所。
旅行の最初に訪れれば、これから始まる熱海観光への期待が高まり、帰る前に立ち寄れば旅の余韻を楽しむ時間にもなります。
このページでは海水浴情報や設備、アクセスだけでなく、熱海らしい時間の過ごし方もあわせてご紹介します。夏の海水浴シーズンはもちろん、春・秋の散策や冬のライトアップまで、一年を通して楽しめる熱海サンビーチの魅力をチェックしてみてください。
熱海らしい景色を楽しむならまず訪れたい海辺

熱海を代表する景色のひとつサンビーチ。
海水浴場として有名ですが、個人的には「何かをするための場所」というより、「熱海らしい時間を過ごすための場所」だと感じています。
おすすめは、銀座通り方面からそのまま砂浜へ向かうのではなく、サンデッキを経由して海を眺めるルート。
少し高い位置から見ることで、白い砂浜と青い海、その向こうに浮かぶ初島や山の上の熱海城といった眺望と一緒に、サンビーチの広がりを感じやすい場所です。
そのまま砂浜へ降りて波打ち際まで歩くと、目の前には海が広がり、後ろを振り返ば熱海の街並みが続いています。
観光スポットを巡るだけなら数分で通り過ぎてしまう場所ですが、ベンチに座って海を眺めたり、ドリンクを片手に過ごしたりするだけで、見え方は少し変わってきます。
ただ通過するのではなく、立ち止まって海を感じる時間があることで、熱海という街をもう少し身近に感じられるかもしれません。
夏の海水浴と昼のサンビーチの楽しみ方
海水浴を楽しむなら午前中がおすすめ
夏の熱海サンビーチを訪れてまず目に入るのは、白い砂浜と青い海、そして空の青さがつくる開放的な景色。熱海を代表する海辺らしい雰囲気があり、海水浴シーズンには多くの人で賑わいます。
海水浴を楽しむなら、地元目線では午前中がおすすめです。
遊泳時間が始まる9時頃から海へ入るつもりで訪れると、比較的ゆったりとした雰囲気のなので場所取りもしやすく、小さなお子様連れでも海辺の時間を楽しみやすい時間帯になります。
混雑については10時頃までは快適に過ごしやすく、11時頃までは十分楽しめるでしょう。
昼に近づくにつれて人は増え始め、13時から14時頃には一日で最も賑やかな時間帯に。
この時間帯でも海水浴を楽しむことは十分可能ですが、砂浜の良い場所は少しずつ埋まり始めます。ゆったり過ごしたい方や、お子様連れで拠点を確保したい方は早めの到着がおすすめです。
海は比較的波が穏やかで遠浅のため、波打ち際でも遊びやすく、小さなお子様向けのキッズスペースも設けられているので、家族連れにも利用しやすい海水浴場になっています。
ビーチで安心して遊ぶなら監視員のやぐらがある中央付近がトイレやシャワーにも近く、お子様連れでも過ごしやすいエリアです。キッズスペースを利用する場合も、お子様から目を離さず一緒に楽しんでください。
また、午前中は人が少ないだけでなく景色も美しく感じられます。
太陽の光が海に差し込み、白い砂浜と青い海のコントラストがより印象的で、夏を満喫できる時間帯。透明度そのものが大きく変わるわけではありませんが、熱海の海らしい景色を楽しむなら午前中がおすすめです。

お子様との時間を中心にゆっくり海遊びを楽しみたい場合は、長浜海水浴場や網代温泉海水浴場も候補になります。それぞれ雰囲気が異なるため、旅行スタイルに合わせて選んでみてください。
海辺でゆっくり過ごすなら昼下がり

サンビーチは泳ぐだけでなく、海辺でゆっくり過ごせる場所でもあります。
海へ続く歩道沿いのベンチに座って休憩したり、ドリンクを片手に海を眺めたり。海水浴客で賑わう砂浜を眺めながら過ごす時間も、夏のサンビーチらしい楽しみ方のひとつです。
砂浜で過ごすならヤシの木の近くの日陰が人気です。ただし夏の日中は日差しを遮る場所が少ないため、熱中症対策は忘れないようにしましょう。
少し日が傾き始める昼下がりになると、海辺の雰囲気も少しずつ変わってきます。まだ海で遊んでいる人たちを眺めながら、のんびりと時間を過ごすのもおすすめです。
観光スポットを巡るだけでは味わえない、熱海らしいゆったりとした時間が流れています。
夜の熱海らしさを感じる海辺の景色

ライトアップされたサンビーチと街灯りを眺める
昼間は多くの観光客や海水浴客で賑わうサンビーチですが、夜になると雰囲気は大きく変わります。
ライトアップされた砂浜と海、その向こうに広がる街灯り。昼間の開放的な景色とは違った熱海の表情を楽しめる時間です。
夜のサンビーチ周辺は意外なほど人が少なく、波の音も静かに聞こえてきます。観光スポットを巡る旅行とは少し違い、ゆっくり景色を眺めながら過ごしたくなる場所です。
コーヒーやビールを片手に海辺を歩いたり、立ち止まって夜景を眺めたり。昼間は海を見ていた人も、夜になると自然と街の灯りへ目が向くかもしれません。
熱海らしい夜の時間を過ごしたい方には、ぜひ立ち寄ってほしい景色です。
夜景を楽しむならムーンテラスもおすすめ
サンビーチの夜景を楽しむなら、少し足を延ばしてムーンテラスへ立ち寄るのもおすすめです。
ムーンテラスから眺める景色の魅力は、ライトアップそのものよりも熱海の夜らしい空気感にあります。
黒く静かな海面には街の灯りが映り込み、その向こうにはライトアップされたサンビーチと熱海の街並みが続きます。昼間は海へ向いていた視線も、夜になると自然と街の灯りへ向く景色です。
観光スポットを巡ったあとに立ち寄れば、旅の余韻を感じながらゆっくり過ごせます。コーヒーやビールを片手に波の音を聞いていると、不思議と時間の流れがゆっくり感じられるでしょう。
周辺にはカップルの姿も多く、二人で並んで夜景を眺めるのにも心地よい雰囲気があります。
派手な夜景スポットではありませんが、旅の最後に立ち寄りたくなる熱海らしい場所のひとつです。
熱海サンビーチ基本情報
熱海サンビーチは、全長約400メートル、波打ち際まで約60メートルの広さを持つ熱海を代表する海水浴場です。
白い砂浜が続く現在の景観は1980年代からの整備によって形づくられました。ヤシの木が並ぶ海岸線と開放的な砂浜は、今では熱海を象徴する景色のひとつになっています。
沖には防波堤が設置されているため波は比較的穏やかで、遠浅のため小さなお子様と一緒でも海辺で遊びやすい環境です。
海水浴場としては例年7月上旬に海開きが行われ、8月下旬頃まで遊泳期間が設けられます。期間中は監視員やライフセーバーが常駐し、安全管理が行われています。
また、夏の海水浴場としてだけでなく、一年を通して熱海らしい景色や海辺の散歩を楽しめる場所として親しまれています。ジャカランダ遊歩道やムーンテラスへ続く海沿いのルートも整備されており、のんびり歩きながら海を感じられるのもサンビーチの魅力です。
海水浴シーズンの設備と利用情報
熱海サンビーチは遊泳期間中になると、海水浴を快適に楽しめるための設備が整います。
コインロッカー
サンビーチとサンデッキをつなぐ地下部分に、男女別のコインロッカーが設置されます。利用時間は8:30〜18:00です。
荷物を預けて身軽に海へ向かうことができるため、海水浴利用の際は積極的に活用すると便利です。
更衣室
更衣室も同じく遊泳期間中に設置されます。女性専用で、コインロッカーと同じエリアに併設されています。
シャワー

砂浜には無料の冷水シャワーが設置されます。海水浴後の利用はもちろん、砂を落としてから移動したい場合にも利用できます。混雑する時間帯もあるため、時間に余裕を持って利用するのがおすすめです。
トイレ

トイレはサンデッキ地下や砂浜側から上がる階段付近に設置されています。
また混雑時には、海岸から見て右手側の中央交番付近や、ムーンテラス側にある熱海市営第1親水公園駐車場付近のトイレも利用しやすい位置にあります。
ウォーターパーク
海水浴期間中には海上でアスレチックが楽しめる「ウォーターパーク」が設置されます。
全員ライフジャケット着用で安心して楽しめるアクティビティになっています。
(*小学生未満のお子様は利用できません)
- 利用時間
- 10:00〜16:00(受付15:30まで)
- 入場料
(1時間) -
高校生以上:1,500円
小学生以上:1,000円
キッズエリア
まだ泳げない小さなお子様連れのお客様には山を背にして海を見たときの右手側奥、ムーンテラスそばの砂浜がキッズエリアとなっていてお勧めです。
同じサンビーチ内なのですが、ムーンテラスが外からの波を弱めてくれるので、波打ち際で砂遊びや、ちょっと足を浸して遊ぶことができます。お子様の初めての海遊びにもぴったりなのではないでしょうか。また、エリア内の飲酒や、タトゥーの露出が禁止の区域となっていますので安心して利用することができます。
駐車場とアクセス
熱海サンビーチに最も近い駐車場は、熱海市営東駐車場です。24時間利用可能で、収容台数も約260台と市内では比較的大規模な駐車場です。
ただし海水浴シーズンは特に混雑しやすく、午前中の早い時間帯でも満車になることがあります。そのため、早めの到着を心がけるか、周辺の駐車場もあわせて検討すると安心です。
サンビーチ周辺の主な駐車場
その他の駐車場
※市営駐車場は基本的に料金体系が共通となっています。
サンビーチ周辺で楽しめる過ごし方
サンビーチ周辺には、海辺の散策や休憩を楽しめるスポットが海沿いに点在しています。
国道135号線沿いには、ジャカランダ遊歩道やサンデッキ、お宮の松といったスポットが並び、海と道路の間を歩きながらそれぞれの景色を楽しむことができます。
お宮の松はその一角にあり、尾崎紅葉の『金色夜叉』ゆかりの地として知られる、熱海の海岸文化を象徴する場所です。
サンビーチ自体もこうした海沿いの散策エリアと一体になっており、海水浴だけでなく歩きながら楽しめるのも特徴です。
熱海サンビーチについてよくある質問
- Q熱海サンビーチに駐車場はありますか?
- A
熱海サンビーチに一番近い駐車場は熱海市営東駐車場になります、満車の場合は熱海市営第1親水公園駐車場や熱海市営第2親水公園駐車場の利用も便利です。
- Q熱海駅からサンビーチまで徒歩で何分ですか?
- A
熱海駅からは徒歩約15分ほどが目安です。帰りは20分を目安にしてください。
- Q熱海サンビーチには無料のシャワーや更衣室はありますか?
- A
海水浴場開設の期間中限定でサンビーチそばにあるサンデッキの地下に女性のみ更衣室が設置されます。また、シャワーは屋外冷水シャワーが合計6ヶ所設置されます。(利用無料)
- Q熱海サンビーチのトイレはどこにありますか?
- A
砂浜からサンデッキに上がる階段の下と更衣室のあるサンデッキの地下、またサンビーチの伊東側(銀座通り商店街側)の中央交番そばと少し離れますが親水公園の入り口の4ヶ所が利用しやすいです。
- Q熱海サンビーチの混雑する時間帯はいつですか?
- A
海水浴場開設中は満遍なく賑わいますが、午前9時の開始時間直後が空いていて海も綺麗な時間になります。
- Q熱海サンビーチでは朝早くや夕方は泳げますか?
- A
海水浴場開設時間は9:00〜16:00となります。事故の原因にもなりますので開設時間中の遊泳をお願いします。
- Q熱海サンビーチは子連れでも安心ですか?
- A
サンビーチ自体、比較的波の穏やかなビーチになりますが、小さなお子様が安心して海水浴を楽しめるキッズエリアがサンビーチの伊東側(ムーンテラス側)にありますのでそちらのご利用がおすスメです。
- Qカップルにおすすめな熱海サンビーチの楽しみ方はありますか?
- A
一年を通して潮風の中の散策がおすすめです。銀座通り商店街をはじめ、サンビーチ周辺にはカフェもたくさんありますのでのんびりした時間を過ごされてみてはいかがでしょう。
- Q熱海サンビーチは夜も楽しめますか?
- A
サンビーチは日没から22時までライトアップされています。砂浜の散策も楽しめますが、東京側にある歩道橋やムーンテラスからの幻想的な夜景を眺めながら過ごす時間がおすすめです。
- Q花火大会の日の熱海サンビーチの混雑はどのくらい?
- A
打ち上げ会場そばの砂浜から花火を見られるということもあり、熱海サンビーチ周辺で場所を確保する方が多くいらっしゃいます。夏の熱海海上花火大会はかなり早い時間からの場所取りが必要なほど混雑する時もありますので、穴場スポットでの鑑賞もおすすめです。
熱海らしい時間を過ごしたいなら
熱海サンビーチは、海水浴のためだけの場所というよりも、海のそばで時間を過ごすための海辺です。
朝は静かな砂浜に波の音が響き、昼は人のにぎわいとともに熱海らしい開放感が広がります。夕方から夜にかけては、ライトアップと街の灯りが重なり、同じ場所とは思えないほど落ち着いた表情へと変わっていきます。
ただ海を眺めたり、少し歩いて立ち止まったりするだけでも自然と時間が流れていくのも、この場所ならではの過ごし方です。
海と街のあいだをゆるやかに行き来しながら、その時々の空気に身をゆだねるように過ごすと、熱海の海の印象がより静かに残っていきます。


