旅行につきものの悩みが「雨」。まして梅雨時期ともなれば天気予報もコロコロ変わって不安になりますよね。
せっかくの予定がうまく行かなくなってしまって、気分もどんより。
でもせっかくですから楽しむ方向で気持ちを切り替えて行動していただければと思い、雨でも楽しめるスポットを紹介していきたいと思います。
今回はちょうど雨が降ってくれたので「起雲閣」さんにお伺いしてきました。
起雲閣について
まずは起雲閣さんの情報をちょっとだけ。
大正8年に内田信也(wikipedia)によって別邸として建設された建物。昭和22年に旅館として生まれ変わり、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、三島由紀夫といった名だたる文豪に愛されました。平成11年まで旅館として親しまれましたが廃業。
その後、平成12年より熱海市指定有形文化財として熱海市によって運営、公開されています。
基本データ
- [入館料]
- 大人/510円、中高生/300円、小学生以下無料
- [休館日]
- 毎週水曜日(祝日は開館)
- [年 末]
- 12月26日~30日
アクセス
起雲閣:静岡県熱海市昭和町4-2
雨だからこそのんびり見て回ります
早速、起雲閣の中に入ります。入り口で傘を預け、荷物もロッカーに預けて身軽にのんびり見て回りれますよ。
まずは入り口すぐの座敷から庭を眺めましょう。こちらではボランティアの方からこの建物についての説明をしていただけるのでおすすめですよ。ある程度情報を知ってから回ると一層楽しめるのではないでしょうか。
風情のある館内
館内はサンルームなど広々とした窓が設けられていますので、雨でもそれほど暗さは感じません、むしろ庭に降る雨を楽しみやすい環境になっていますので、大正、昭和、平成と愛されてきた旅館の風情を感じながらのんびりとした時を過ごせます。
豪華な室内を楽しむ
館内の雰囲気もいつもよりひっそりとしていますが、それでこそ静かに時間を過ごすチャンスというもの。豪華に設えられた室内から当時とあまり変わらないであろう雨の風景を楽しみながら館内を巡ります。
文豪気分にも浸れるかも
かつて起雲閣を愛した文豪ゆかりの部屋を見て回れるのも嬉しいポイント。
作品が作られた時代に思いを馳せながら文豪気分(?)に浸ってみるのも良いかもしれません。静かな雨の音の中で生まれた作品もあるのかもしれませんね。
巡り終わったら一休みしていけますよ
館内には喫茶スペース「やすらぎ」が併設されており、コーヒーやお茶、お菓子を楽しめます。ぐるっと館内をひとまわりして、最後にこちらで一息入れるのは贅沢な時間の使い方と言えるのではないでしょうか。
熱海市内のお店のお菓子やコーヒーをいただけるので、ここで美味しいお土産に出会えることもあるかもしれません。
雨だからこそ楽しめる雰囲気というものがあるのですね
いかがでしたでしょう。
雨の日の起雲閣さんの雰囲気、少しは伝わりましたでしょうか?
もちろんお庭を散策したり、建物の外観を見学したりと晴れの日でないとなかなか難しい部分もあるのですが、雨の日にはそれなりの楽しさがあり、それを発見できるのもまた旅行の醍醐味なのではないでしょうか。
せっかくの旅行に雨だと沈んでしまうより、雨だからこその楽しみ方を見つけて、ぜひ熱海旅行を楽しんでいただければと思います。