1990年にポルトガルのカスカイス市と国際姉妹都市の提携を記念して熱海の海岸そばにあるお宮緑地に植樹されたジャカランダですが、海岸付近の整備が進み、現在では100本以上のジャカランダが植えられています。
そんなジャカランダ遊歩道は季節を問わず散策スポットとして多くの方に楽しまれているのですが、一番の見頃を迎える5月下旬~6月中旬の開花期にはジャカランダフェスティバルも開催され、梅雨前の熱海旅行では絶対に立ち寄っておきたい場所となっています。
遊歩道の中程には尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の名シーンを切り取った寛一お宮の像とお宮の松もありますので、ちょっと立ち寄ってみてもいいかもしれません。
ジャカランダについて
南米原産のジャカランダは世界三大花木のひとつとされている珍しい木。
トランペットのような形をした紫色の花が房のようにまとまって咲くので満開の時期は見ごたえがあります。10m以上ありそうな大きな木から1.5m~2mほどの比較的低い木まで花をつけるのですぐ近くで花を観賞したり、ちょっと引きで全体を観賞したりと色々な楽しみ方ができますよ。葉の色も若々しい黄緑色で花の色との対比がきれいで、よく晴れた青空をバックに写真撮影するととても美しく撮影できますよ。
おすすめの楽しみ方
桜のお花見と同じように満開のジャカランダを楽しんでいただくのがおすすめですが、ジャカランダ遊歩道にはジャカランダ以外の花も多数植え込まれていますので、通年散歩コースとして楽しめます。
熱海のメインビーチであるサンビーチと平行するように通っている遊歩道なので、早朝~午前中に訪れると心地よい海風を堪能しながら爽やかなひとときを過ごせる場所でもあります。ジャカランダ遊歩道からはムーンテラス、レインボーデッキへと続けて海沿いの熱海を堪能できる散策コースが楽しめるので、ゆっくりと時間をとって歩いてみるのもいいかもしれません。
また、ジャカランダフェスティバル開催中は夜間ライトアップが行われているので、普段とは違った景色を見ることができます。ホテルでの夕食後、お風呂の前にちょっと出掛けてみるのもおすすめですよ♪一緒にサンビーチのライトアップも楽しむのもアリです。